みちのく潮風トレイル Hiking Map Book

三陸沿岸約1,000kmの長距離トレイル(ロングトレイル)として全線開通したみちのく潮風トレイル(MCT)を網羅する全10冊のハイキングマップブック。長距離ハイキングの計画と実行に必要なデータが凝縮されています。

仕様

重量
36g(1部平均)
355g(全線10部セット)
判型
A5版
内容
- 地域概要
- 気象データ
- 1:25,000地形図
- エレベーション図
- ハイキングデータ
- 現地問い合わせ先
記載区間
Book-1 蕪島〜久慈駅(八戸市〜久慈市)区間距離93km
Book-2 久慈駅〜摂待駅(久慈市〜宮古市)区間距離99km
Book-3 摂待駅~陸中山田駅(宮古市〜山田町)区間距離106km
Book-4 陸中山田駅~釜石駅(山田町〜釜石市)区間距離121km
Book-5 釜石駅~陸前高田駅(釜石市〜陸前高田市)区間距離129km
Book-6 陸前高田駅~本吉駅(陸前高田市〜気仙沼市)区間距離102km
Book-7 本吉駅~女川駅(気仙沼市〜女川町)区間距離114km
Book-8 女川駅~石巻駅(女川町〜石巻市)区間距離102km
Book-9 石巻駅~名取トレイルセンター(石巻市〜名取市)区間距離82km
Book-10 名取トレイルセンター~松川浦(名取市〜相馬市)区間距離97km
価格
各冊 ¥1,500+税
全10冊セット購入 ¥13,500+税

ハイキングのための基礎データを凝縮
MCTハイカー待望のマップブック
10分冊で登場

みちのく潮風トレイル Hiking Map Book

2019年6月に青森県八戸市から福島県相馬市まで三陸沿岸約1,000kmの長距離トレイル(ロングトレイル)として全線開通した「みちのく潮風トレイル(MCT)」。これまでは環境省によるトレイルマップが配布されてきました。公費による地図であることから無料配布でしたが、入手できる場所が少なく不便を感じていたハイカーも少なくありませんでした。
全線開通にともない、みちのく潮風トレイルはNPO法人みちのくトレイルクラブが中心となり維持管理される段階にはいりました。その一環としてハイカー自身がデータの実地収集に協力したハイキングマップブックが完成しました。

全10部のハイキングマップブック

ハイカー目線のマップブック

長距離トレイル(ロングトレイル)は人里離れた山奥の踏み跡もあれば、忘れられたかつての作業道、喧騒の街中の舗装路と様々な顔を見せながら続いていきます。一本に繋がれた「トレイル」という道に導かれるように旅する長距離ハイキング(ロングハイキング)ではハイカーが必要とする情報があります。

距離表記とエレベーション(歩くためのデータ)

日本の登山地図では「コースタイム表記」が一般的ですが、世界の登山地図においては「距離表記」が一般的です。日本でも海外でも、場所によるアップダウンの差はあります。それを念頭において距離から歩行時間を予測するのがハイカーとして登山者として求められるスキルでもあるのです。MCTをきっかけに海外に旅立つハイカーのためにも、海外から歩きに訪れるハイカーのためにも、みちのく潮風トレイルハイキングマップブックも「距離表記」を採用しています。
マップ欄外に記載された「道程中の目標物までの距離表記」は北の起点である蕪島からの距離と南の起点である松川浦環境公園からの距離が併記されています。北上するノーズバウンダーにも、南下するサウスバウンダーにもご利用いただけます。また各ページには高低差が一目でわかるエレベーションも掲載されています。

水、トイレ、補給、宿泊(生活のためのデータ)

長距離ハイキング(ロングハイキング)は「歩き旅」です。移動しながらの日常生活です。
食べて、寝て、出して、歩く、毎日毎日ひたすらその繰り返しです。まさに「Trail Life(トレイルライフ)」。
だからこそ生活に必要な情報とは、この「食べて、寝て、出して」に関わるものです。水を補給できる「沢」「公園の水道」「公衆トイレの水道」「キャンプ場」。食料を入手できる「商店」「コンビニ」「スーパー」「道の駅」。眠るための「キャンプ場」「キャンプ適地」「宿泊施設」「入浴施設」。排泄のための「公衆トイレ」。こうした生活のためのデータも「道程中の目標物までの距離表記」中に記載されています。

こうした補給&宿泊に関するデータ詳細については、みちのくトレイルクラブから「みちのく潮風トレイルデータブック」として今後の刊行が計画されているそうです。

各号の記載区間

Book-1 蕪島〜久慈駅(八戸市〜久慈市)区間距離93km
Book-2 久慈駅〜摂待駅(久慈市〜宮古市)区間距離99km
Book-3 摂待駅~陸中山田駅(宮古市〜山田町)区間距離106km
Book-4 陸中山田駅~釜石駅(山田町〜釜石市)区間距離121km
Book-5 釜石駅~陸前高田駅(釜石市〜陸前高田市)区間距離129km
Book-6 陸前高田駅~本吉駅(陸前高田市〜気仙沼市)区間距離102km
Book-7 本吉駅~女川駅(気仙沼市〜女川町)区間距離114km
Book-8 女川駅~石巻駅(女川町〜石巻市)区間距離102km
Book-9 石巻駅~名取トレイルセンター(石巻市〜名取市)区間距離82km
Book-10 名取トレイルセンター~松川浦(名取市〜相馬市)区間距離97km

全線1,000kmにわたるみちのく潮風トレイル。スルーハイカーには憧れるけれど、実際にはデイハイクやウィークエンド、短い連休でハイキングを楽しむセクションハイカーがほとんどでしょう。ハイカーズデポ 店頭でもどのセクションがおすすめですかと質問を受けることが多いです。歩くと思い入れができるので全部おすすめですと答えたいところですが、まずはMCTに足を運んでいただくとっかかりも必要です。そこでハイカーズデポ の独断と偏見による、トレイルの特色ごとのおすすめMCTセクションをご紹介します。

  • コースタルトレイルを楽しみたい Book-1、Book-2
  • 人の温かさ、街の力強さをじっくりと Book-7
  • 渡船で楽しむ島ハイキング Book-8、Book-9
  • MCTの核心部ともいえるコアセクション Book-4、Book-5

これをきっかけにその前後に足を伸ばしてはいかがでしょうか。そして誰かのおすすめではなく自分自身が発見したMCTの魅力を友達に、仲間に伝えていただければと思います。