9月5日、ハイカーズデポの誕生日です。1000kmを超えるトレイル「みちのく潮風トレイル」が全線開通した今年はあらためてハイカーとして感慨深い年になりました。トレイルを醸成させるのは他の誰でもないハイカー自身。そのことを胸に、ハイカーの貯蔵庫であり、停車場でもあり、情報の交換場所でもある「ハイカーズデポ」という場所でハイカーとトレイルとトレイルタウンとを繋げるお手伝いを12年目も変わらずにつづけたいと思います。
9月5日がやってきました
Hiker's Depotの誕生日です
ハイカーズデポは昨年10周年をむかえることができました。この一年は新たな10年に向けての第一歩だったのですが、感慨深い一年でした。それは1000kmを超える長距離トレイルとして「みちのく潮風トレイル」が全線開通したからです。1000kmのトレイルが日本にもある。そのことは日本のハイカーにとって興味深いことですし、海外のハイカーにとっても好奇心を刺激されるできごとに違いありません。
今だからはじまる何かがあるような気がしてなりません。
あらためて2016年のロングトレイルフォーラムでレイ・ジャーディンと語った内容を噛みしめています。みなさんにも是非読んでいただければと思います。
レイがPCTやATといったロングディスタンストレイルを歩きはじめた1980年代後半はハイカーも少なく、トレイルの整備は限られていて、トレイルタウンもハイカーへの理解が大きくはなかったという。今でこそ、年間数千人がPCTやATを歩くが、当時は年間100人程度だ。「地元の人ですらトレイルがあることを知らなかったよ」とレイが言っていたのを思いだす。「歩きはじめたハイカーの口コミが徐々に広がり、歩く人が増えていく。元スルーハイカーが戻ってきてボランティアとしてメンテナンスする。やがて、元ハイカーが移住してホステルを作り、町の人を巻込みトレイルエンジェルになる。そうやって何十年も掛けてアメリカのトレイル・カルチャーは醸成されてきたんだ」。
ハイカーの貯蔵庫であり、停車場でもあり、情報の交換場所でもある「ハイカーズデポ」という場所でハイカーとトレイルとトレイルタウンとを繋げるお手伝いを12年目も変わらずにつづけたいと思います。
Happy Hiking,
Happy Trails,
Hiker's Depot