「Okara」のブランドディレクター新田あいが自身の10年にわたる山歩きで見つけたポーチサイズの最適解「Rektan(レクタン)」にこめた思いを伝える展示販売会。2024年春の販売開始以来、彼女がRektanと共に楽しんだいろいろな山旅。彼女自身、あらためてRektanのサイズと仕様に自信を深めたようです。なかなか軽量化がうまくいかないという女性、そんなアナタにOkaraのプロダクトだけでなく、旅のヒントも見つけてほしい2日間。Ai Nittaが伝えるRektanの山支度をご一緒に。
Okara ポップアップイベント
- Ai NittaのRektanで山支度 -
PLACE:Hiker's Depot(三鷹市下連雀4-15-33)
DATE:2024/12/22(sun.) - 23(mon.)
TIME:12:0-18:00
ブランドホームページはコチラ
Rektanひとつで山支度
大事なことは顔周りのスキンケアやメイク道具はRektanに収まる量しか持っていかないこと。 いままでの山旅や山小屋で働いた経験から、山での寝泊まりを快適に過ごすために厳選したアイテムはRektanにしっかり収まります。 山小屋で働いていたからこそ分かる紫外線による肌への影響と山の上での乾燥対策のための保湿、Rektanひとつで山小屋から下山後の温泉もOKです。お風呂前に荷物あーでもないこーでもないってするの嫌ですよね。そんな思いをわたし自身のスキンケアやメイク道具をお見せしながらRektanの解説をさせていただきます。(新田あい)
Okara プロダクト販売
今回のポップアップイベントでは2024年発売のポーチ「Rektan(レクタン)」とその使い方を中心にお届けします。その他のOkara製品も販売用に各種ご用意させていただきます。なお、在庫には限りがございますことをご了承ください。
Rektan DCF ¥6,050
カラー:White、Green、Black
Rektan N ¥4,180
カラー:Peach、Blue Gray、Old Khaki
Tomte ¥7,700
カラー:Amber、Brownie、Ecru、Black
Litet ¥16,500
カラー:Amber、Brownie、Ecru、Black
OkaraとハイカーズデポとULと
新田あいがハイカーズデポ に遊びに来るようになったのはいまから9年ほど前のこと、ちょうど彼女が山をはじめた頃、友人たちと来てくれました。2015年前後は日本でも多くのガレージメーカーが誕生し、活動が盛り上がっていた時期です。彼女にとっては山をはじめたころには既にウルトラライトハイキングが存在していました。「ULネイティブ」といえる世代です。彼女たちと話して嬉しかったのは、長距離トレイルを歩くための技術としてのUL、マニアックなグラムカウンターとしてのULよりも、軽快に自然を楽しむ、自由に自然を感じるためのシンプルな山歩きとしてULをごく普通に受け入れてくれたことでした。これならわたしも山を楽しめる、山がもっと好きになると感じてくれたことは彼女のSNSを見てきたみなさんの方が詳しいのではないでしょうか。好きが高じて山小屋で働くようにもなった彼女にとって、何かカタチにしたいと思うことは表現を仕事にしてきただけに当然のことなのかもしれません。
現在Okaraの主要プロダクトは4点となりました。
リーテッは12Lのデイユースサイズのバックパック。フロントメッシュというUL的アイコンを施しています。10-20Lサイズのバックパックはランニングを意識したスポーティーなモデルは多いものの、肩肘張らずに使えるハイキング的なデザインのモデルは意外と少ないのです。サイドアクセスなどのギミックに特に目新しいところはありません。しかしこのバックパックで大事なのはそうした細部の仕様ではありません。多くのハイカーが「あったらいいな」と感じていた「10-20Lサイズのハイキングパック」、それを「女性目線でデザイン」するというディレクションのベースそのものが何よりも優れていると感じています。
トムテは細部のデザインに個性が光る製品です。2008年にわたしがJMTでハイキングサコッシュを使用して以来、この10年で多種多様に変容をとげたサコッシュ。見た目以外に新しい要素を探すことが困難になってきていますが、トムテは手提げのためのハンドルが個性的な要素になっています。確かに女性は普段遣いのバッグでも手提げや手に掛けるというスタイルを好みますよね。歩いているときはショルダーバッグとして、行き帰りや山小屋では手提げバッグとして、そんな使い方を意識できたことは女性目線だからこそだと思います。
ミッテンは2023年に登場したオーバーナイトハイキングを意識した30Lのバックパック。防寒着が増える寒い季節のデイハイク、気に入った山小屋へのハイキングにはピッタリ。そして重たいものは持てないけれど、憧れのテント泊へと一歩踏みだすULハイキングでも使ってほしい。ミッテンはまさに「今」の新田あいのハイキングを映し出す鏡のようなモデルだといえそうです。
そして2024年春に製品化されたレクタンはシンプルながらも、モデルとしての経験が凝縮された彼女ならではのポーチ。山は楽しいけれども、紫外線や乾燥、女性にとって必要最低限のスキンケアをどうすればよいかは誰もが一度は悩んだことがあるはず。スキンケア用品や最低限の化粧品をいかに軽く、コンパクトにまとめるかは男性には窺い知ることが難しい課題です。モデルである新田あいが試行錯誤して行き着いたミニマルサイズのポーチです。
つくりたい人がつくりたいものを自由につくることができる時代になりました。そしてどのブランド、どのプロダクトにも個性があります。だからこそショップがどのような目線でどのような物語を評価したのか、それを作り手と共に店頭やウェブでお客様に説明をすることが機能を説明することと同様に大切なことだと思っています。わたしたちが気付けない女性目線を大事にしたブランドのひとつとして彼女とオカラくんの「Okara - ai nitta -」という冒険をこれからも静かに見てゆきたいと思います。