ギアや食糧を整理整頓しておく簡易サポートバッグ。手軽に使用できるブリトースタイルが特徴です。ハイカーならばドリンクにフード、スナック、フルーツ、ファーストエイド、そしてサポートする気持ちを詰め込んでトレイルエンジェルに使ってみてはいかがですか。
仕様
- 重量
- 550g
- 容量
- 30L
- サイズ
- 携帯時 全幅48cm × 27cm
展開時 全幅48cm × 100cm - 素材
- 100Dnl強化コントラストリップストップナイロン
パワーストレッチメッシュ
クリアー ビソロン™ ファブリック
整理整頓が得意な
多目的携行バッグ
詰め込むのはギアやフード
そしてサポートする心意気
ギアの整理整頓と運搬のために
スポーツメーカーやランニングメーカーはレース参加者が現地入りの際にギアを効率良く収納、携行するためにポケットを多数装備したバッグを提案してきました。クルーバッグといわれるこうしたバッグは様々なものを収納、分類しやすいので、レースに限らずギリギリまでギアのセレクトに悩みたい人にとって重宝します。また自分自身のために使用するばかりではありません。レースに参加する仲間をサポートする時には予備のギアや食糧を整理整頓しておくエイドステーション用バッグとしても活躍します。このクルーロールはそうしたクルーバッグの簡易版ともいえるブリトースタイルのギア携帯バッグです。
スコット・ジュレックのアパラチアン・トレイルFKTから生まれたブリトースタイル
2015年7月12日、スコット・ジュレックは46日8時間7分でアパラチアン・トレイルのFKT(Fastest Known Time)を記録しました。1990-2000年代のトレイルランニング草創期から活躍した彼のこの旅の記録は『NOTRTH 北へ』(2018 NHK出版)として和訳もされているので興味ある方は是非手にとってみてください。サポートを受けてスピード記録を狙うランナーのこうした旅はややもすれば自立した旅への志向が強いハイカーから批判を集めることもありますが、彼の旅は単に記録更新のみを狙う合理性に満ちた行為というより、怪我や苦悩そして人生と向き合う内省を深める行為になるのです。その中では速さも記録もスタイルも些細なことに感じられます。
そんな彼の旅をサポートする中で着想されたのがクルーロールです。アパラチアン・トレイルではサポートのためのポイントがトレイルヘッドの近くではなく、何マイルも歩くことがあったはずです。コンパクトで軽く、収納もブリトーのように巻き取るだけ、木などにかけて中身に簡単にアクセスできるサポートバッグが求められたのでしょう。
ハイカーならば支える気持ちも詰め込んだ「トレイルエンジェル」用として
ギアを整理整頓して運搬すると言っても、公共交通機関を使って移動するハイカーにとっては使用する機会はそうそうなさそうです。家の壁にかけてギアを整理整頓するために使うのももちろん悪くないのですが、ハイカーらしいフィールドでの使用方法があります。「トレイルエンジェル」です。
トレイルを歩いているハイカーは見ず知らずでもどこか仲間のようなものです。そんな仲間をサポートするドリンクにフード、スナック、フルーツ、ファーストエイド、そんなものを詰め込んでトレイルヘッドや峠の途中でハイカーを待ち構えてみるのもトレイルやハイキングとの関わり方のひとつです。クルーロールなら木から吊るすだけですから準備も撤収も簡単です。もともとFKTサポートの中で着想された道具ですから、誰かをサポートするというのはこのバッグの得意中の得意なのです。ランナーだとかハイカーだとか、そんなことはどうでも良いのです。がんばっている仲間をちょっとサポートしようかな、大好きなあのトレイルを歩いている誰かがいるならちょっと応援にいってみようかな。肩肘はらずに是非どうぞ。2018年にアパラチアン・トレイルでやったからこそわかるのですが、トレイルエンジェルって楽しいですよ。
ギアや食料だけでなく、支える気持ちも一緒に詰めてみてはいかがですか。