Pitching Cord Kit [a.k.a. 小屋掛くん]

数年前より店頭では販売をしていました、『Pitching Cord』又の名を『小屋掛くん』をキットでご紹介!木を使ってタープやテントを張るのが劇的に簡単になります。ハンモックタープとの相性の良さはもちろん言うまでもありません!

樹脂パーツとガイラインの組み合わせで店頭で提案していたPitching Cord Kit(愛称「小屋掛くん」)をご紹介。木を使ってのタープやツェルトの設営が劇的にスピーディーになります。ハンモックタープの設営時には特に効果的です。

仕様

重量
26g
コード
ダイニーマ リフレクティブコード:6.5m 20g 
パーツ
フック&スライダーペア2組:約5.5g
フック:1g
スライダー:2g

数年前より店頭では販売をしていました、木を使ってタープやテントを張るのが劇的に簡単になる『Pitching Cord』又の名を『小屋掛くん』をキットでご紹介!

ハンモックにタープを合わせる場合などは、ハンモックが木に吊るされているのでタープもそこに、というのが普通のこと。しかしいざタープを木を使って張るとなると結構面倒が多いのです。そんなときこのピッチングコードキットを利用すると簡単にハンモックの上にタープを張ることができます。テンションの調節も容易ですし、左右のズレも簡単に修正できるので、ハンモックの位置に左右されず中心を簡単に出せます。
もちろんハンモックと合わせる必要もなく、タープだけで張る時にも役立ちます。しかしこのシステムは「支柱が強固」だから成立する方法なので、タープポールやトレッキングポールとの組合せでは相性が悪いです。システムの向きを逆にしたりすればある程度は対応できますが、「そもそも通常とは別のもの」と考えておくのが良いでしょう。
木を使って設営する場合であればツェルトや非自立テントでも用いることができます。またフック側をペグに合わせてという使い方もできるので、テンションを強くかけたいテントやテンションをかける必要のある箇所によっては有用でしょう。
それから、基本的にスライダーがテント側に来るシステムのため、ペグまたはアンカーが雪の中に埋まる積雪期には「スライダーが雪の中に埋もれない」ため調節がしやすく冬季向きシステムとも言えるかもしれません。当店でもご紹介しているミニラインロックは、基本調節が下にくるようになっています。ですので、雪の中に入ってしまうと機能しないため、冬季は取り付け向きを逆にするのですが、けっこう使いづらいのです。向き不向きはありますので、自分の道具や使う時期に合わせて上手く使うのが良いですね。
選択できるコードの種類は以下から選べます。
ダイニーマ リフレクティブコード:6.5m、20g(約3g/m)
・HDオリジナル 2mm  ブラウン
・HDオリジナル 2mm ネイビー
全部で26g。2mmダイニーマリフレクティブコード6.5m、フック2個、スライダー2個のとてもシンプルなキット。
パーツは以下が含まれます。
フック&スライダーペア2組:約5.5g(実測値)
フック:1g(実測値)
スライダー:2g(実測値)

セットアップ

組み合わせて作る作業自体は簡単です。
1、全長6.5mのコードを<3メートル×2本>と<25センチ×2本>に切り分けます。コードは硬いのでできるだけ切れ味の良い大き目のハサミが良いです。キッチンバサミなどで波刃(なみば)のものは切りやすいでしょう。
まずは「フック」から。
2、フックの細い隙間に折り返したコードを通します。折り返しの長さは7〜10センチくらい残してください。
3、できたループにコード全体を通して固定します。
4、そのままでも抜けないのですが、一重でも構わないので止め結びしておきます。
次は「スライダー」。
5、スライダーにコードを通します。写真を参考にしてください。
6、コードを通したら、末端は止め結び。つまめるくらいに残しておいた方が良い。
7、スライダーの穴に、25センチの短いコードを通し「テグス結び」で結ぶ。写真のように結び目は横に来るようにする。
8、できた輪とタープは「カウヒッチ」
9、木にコードを巻く場合。フックを木に回す。
10、回したフックを引っ掛ける。
11、木に巻くと写真のようになる。あとはスライダー側のコード引くだけ。この仕掛けはフック側ギリギリまで引いてこられるのでタープのテンションも、左右のズレも思いのままに簡単に調節が可能です。
12、木にタープを張った写真。