UltraLight Folding Table

調理や食事に際して1つるあると利便性が高い簡易作業台。チタン製、アルミ製、カーボン製のコンパクトテーブルはいままで製品としてありましたが、このプラスティック製は実測62g。素材や作りのチープ感すら愛おしいまさにULテーブル。

仕様

組立サイズ
20×30.5×8 (cm)
収納サイズ
9×30.5×1.5 (cm)
重量
62g
対荷重
4.0kg
耐熱温度
162℃

ハイカーはテーブル大好き!?

調理するとき、食事するとき、ちょっとしたテーブル(作業台)があると便利だなと感じることはハイカーならばきっと誰にでもあるはず。特に、軽くて小さなアルコールストーブや固形燃料ストーブを使用しているハイカーは一度ならずクッカーやストーブをひっくり返したことがあるはずですから。確実に存在するこうしたニーズのため、これまでにも多くのコンパクトテーブルが製品化されてきました。最近ではカーボンとチタンを美しく組み合わせたSola TitaniumGearの「Super Table#1」やチタン板一枚でシンプルに処理されたT's Stoveの「Super Low Ti Table」がULハイカーに支持されたことは記憶に新しいところです。もちろんこうしたコンパクトテーブルはなにもインディー系メーカーの専売特許ではなく、昔からGSIがアルミ製の「マイクロテーブル」や「ULテーブル」という製品を提供してきました。国内メーカーも美しい造形で定評あるSnowpeakの「オゼンライト」はそのギミック含めて名品と呼ぶにふさわしいコンパクトテーブルといえます。

こうしたアルミ、チタン、カーボンを素材としたコンパクトテーブルはしっかりとした平面を作ってくれます。ユーザーとして欲しい機能を提供してくれる優れた製品です。かつデザイン的にも独創性に優れた製品が多いように感じています。しかしULハイカーにとってはやはり贅沢品。正直ちょっと大袈裟だなと思うことがないわけでもないのです。「これでいいんじゃないかな」という必要最低限のテーブルがどこかにないでしょうか。

62g!のULテーブルはプラダン製

Cascade WildのULフォールディングテーブルはプラスティックダンボールを折り畳んで作られたシンプルなテーブルです。シンプルというよりもチープなテーブルと言ってよいでしょう。チタンやカーボンといった高級素材を使用した先述のテーブルたちのようなキッチリとした平面は期待できそうもありません。なんといってもプラダン製ですから。折り癖もついてしまいますし、表面もやや滑りやすい、モノを置くにも多少の注意が必要です。それでもこの「これでいいんだ」という思い切りにはULらしさが詰まっています。過剰な機能ではなく、必要十分な機能。そのように考えれば、このプラダン製テーブル62gは重さだけでなく非常にUL的だといえるでしょう。

*スナップボタンにより複数個を連結して使用することができます。

プラダンを切り出して折り畳んだだけですので、構造もいたってシンプル。軽くて水にも汚れにも強い素材。このチープな感じも100均ショップで何か使えるものがないかな、、、と探し回っていた感覚を思い出させてくれるのです。

ゴリゴリのULハイカーのアナタもこれだったら持っていってみようかな、、、と揺らぐかもしれませんね。そんなULテーブルの真打の登場です。