軽量レインジャケットにおける定番の一つであるヘリウムレインジャケットがアップデート。新たに採用した東レ ダーミザックスの生地は2.75レイヤーと表現され、以前のような肌への貼り付き感が大幅に減少しました。
今作からULという文言を冠しただけあって、まさにウルトラライトシーンのスタンダードなレインジャケットと言えるでしょう。
仕様
重量:160g/Mサイズ
素材:東レ ダーミザックス™ 2.75L 100%ナイロン 15Dリップストップ
ベタつき感を軽減、最低限の機能を踏襲した新モデル
素材のアップデート
今回のアップデートでは生地を変更し、新たに東レ ダーミザックス™ 2.75Lを採用しています。この生地は2.75レイヤーと表現され、通常の2.5レイヤーのようにメンブレンの内側にフィルムを貼るだけでなく、フィルムに3D構造の立体的な加工を施すことで肌に対するベタつきを軽減。裏地のある3レイヤーに近い生地感と言えるでしょう。元々、ヘリウムシリーズは何回か生地の変更はあったものの、構造的には2.5レイヤーを継続してきました。2.5レイヤーの肌へのベタつき感は、乾燥した気候のアメリカ西海岸のハイカーには響かないかもしれませんが、今回の2.75レイヤーは多湿な日本の環境で快適さの面でプラスに働く変更点です。

新モデルでも最低限の機能は踏襲
袖口は内側にゴムを入れただけの簡素な仕様ではありますが、パッカブル仕様の胸ポケットを備え、フードは調整も可能。ブリムにはフィット感を高めるために新たにワイヤーを入れ、軽量に振り切りすぎず、ユーザーへの配慮とこだわりを感じられます。
これらの機能がありつつも、実測値160g/Mサイズと前モデルからわずかに軽くなっています。軽くなったという点では国内のハイカーだけでなく、アメリカ西部のハイカーにもしっかりと響いていることでしょう。


ULレインジャケットのスタンダード
ヘリウムULジャケットは200g以下という超軽量の部類に入りながらも、最低限の機能を搭載したレインジャケットです。今作からULという文言を冠していますが、その軽量さと機能性のバランスの良さは、ウルトラライトシーンのスタンダードなレインジャケットと言えるでしょう。
トレイルバムのウォーカーシェルジャケット(216g)は、薄手生地を採用しながらも2つのポケットを搭載し、袖口にはベルクロでの調整機構などもあるため、長距離ハイキングにおいての安心感も意識した製品です。それに対して、当店のラインナップで最軽量の山と道 ULオールウェザーフーディ(106g)は、ULに振り切った製品と言えます。フロントジッパーもなければ、袖口の調整機構もなく、もちろんポケットもありません。
その中で、ヘリウムULジャケットは軽量に振り切りすぎず、ユーザーが欲しいであろう機能の最低限を搭載しています。
レインジャケットの軽量化を進めていきたいけれども、ポケットは欲しい、薄すぎる生地では不安。そんなハイカーにお勧めできるULレインジャケットのスタンダードです。


