TriPod

ウルトラライト&シンプル。Power(10g)、Ti Power(4g)の固形燃料用ゴトク。安定した平面を確実にカタチづくれる3点支持のシンメトリーデザイン。

仕様

TriPod Power
重量:7g
サイズ:H:70mm W:70
素材:ステンレススチール
Tripod Ti Power
重量:4g
サイズ:H:45mm W:48.6
素材:チタニウム

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ウルトラライトなギアデザインには大きなふたつの柱が存在します。

「超軽量な最新素材の採用」

「機能要素以外の一切を排除するシンプルさ」

自転車でいえば前者はカーボン製、チタン製のパーツをふんだんにアッセンブルすることで軽量化にとりくんだレース用ロードバイク、後者はブレーキすらもはずし必要最小限のパーツでくみあげられた競輪用ピストバイクといえるでしょう。それぞれにメリットがあり、それぞれにあやうさもあります。しかし突き詰めた姿に共通するのは「軽さ」だけでなく、ある種の「美しさ」ではないでしょうか。

3点を任意の場所におけば、ゆがみの無い平面を確実に作ることができます。海外のストーブメーカーでは3点支持のゴトクデザインをとることが多いのはそうした理由からです。4点ゴトクの方が確かに安定感はすぐれていますが、確実な平面という点では3点ゴトクが間違いないのも事実です。大型のクッカー使用を前提とした大火力ストーブならば4点ゴトクという選択がベターでしょうが、小型のクッカー使用を前提としたソロストーブならば3点ゴトクは軽量化のうえでも無視できないデザインといえます。固形燃料を愛用するULハイカーにとってはなおさらです。

接地部分も3点、ゴトク部分も3点、上下シンメトリックなデザインは2012年3月、特許庁に意匠登録(意匠登録 第1434971号)がなされています。生産に至る準備期間1年間をふまえてのリリースとなります。

ゴトクサイズから考えてもメーカーがうたう許容荷重500gは妥当でしょう。容量500ml以下のマグポットでの使用が適当です。個人的にはTERRA NOVAやFreelightといった容量300ml後半のマグポットとの組み合わせがクッカー、ゴトク双方の「ウルトラライト」が相乗効果をうみだすベストマッチだと思います。

ウルトラライトハイキングにおける「潔さ」と「ひらめき」の魅力を再確認させてくれる道具、それがTriPodだといえるでしょう。どう使うかはまさにユーザー次第といえるでしょう。

 

上から見ると丸みを帯びている。